「茅野市尖石縄文考古館」
国宝に指定された土偶が二体実物展示中
平成17年 (1995年)に国宝指定 縄文時代中期に制作
昔はむき出し展示でしたが、今はガラスの中
茅野市HPより転記
頭は頂部が平らに作られ、円形の渦巻き文が見られることから、
帽子を被っている姿とも髪型であるとも言われています。
文様はこの頭部以外には見られません。
顔はハート形のお面を被ったような形をしています。
切れ長のつり上がった目や、尖った鼻に針で刺したような小さな穴、
小さなおちょぼ口などは、八ヶ岳山麓の縄文時代中期の土偶に特有の顔を
もっています。また,耳にはイヤリングをつけたかと思われる
腕は左右に広げられて手などは省略されています。また、
胸は小さくつまみ出されたようにつけられているだけですが、
その下に続くお腹とお尻は大きく張り出しており、
妊娠した女性の様子をよく表しています。
縄文人の素晴らしいデフォルト表現力だ!!
出土した状態
茅野市HPより転記
「仮面の女神」の顔面は逆三角形の仮面がつけられた表現になっています。
細い粘土紐でV字形に描かれているのは、眉毛を表現しているのでしょうか。
その下には鼻の穴や口が小さな穴で表現されています。
体には渦巻きや同心円、たすきを掛けたような文様が描かれています。
足には文様はなく、よく磨かれています。この土偶は、
土器と同じように粘土紐を積み上げて作っているため、中が空洞になっています。
こうした土偶は中空土偶と呼ばれ、大形の土偶によく見られる形態です。
縄文人の造形力が素晴らしい!!
出土した状態
よく似た土偶
顔面把手など多数
二十三番土偶 「おやゆび姫」
5cmほどの小さな小さな土偶
黒曜石など 土器類は多数の展示有り
二十一番、二十二番。、二十三番の土偶御朱印をいただきました。
屋外には縄文家屋が復元されています。