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奈良京都 仏像拝観の旅 その4

11月18日(水)

円成寺に向かい柳生の里、石打に向かうバスに乗車、最後部に座っていると

どこかで拝見したお顔三名とカメラマン2名が乗車、たまたま

三名が私の隣に着席。テレビ東京の番組「ローカルバス乗り継ぎの旅」

の出演者だ。隣の田中氏と雑談なとして旅が始まる。

撮影スタッフが撮影していたのでテレビに出るかな?

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読めないバス停「忍辱山」で下車、ローマ字で確認「にんにくせん」と読む

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**********円成寺**********

東門を入ると平安末期に築かれた名勝円成寺庭園が眺められる。

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湖面に映る紅葉が映える

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円成寺天平勝宝八年(756年)に天武、孝謙天皇の勅願で開創と伝わる。

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本堂では穏やかな表情の阿弥陀如来像を拝観

写真で習作したお目当ての大日如来像を相應殿でご対面、

運慶24歳の制作でとても若々しい仏像だ

写真はこちら

 

 もう一度庭園をじっくり眺める。

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**********柳生街道石仏群********** 

東海自然歩道に指定された柳生街道、別名滝坂道

江戸時代には武芸者が柳生に向かった道の石仏群を訪ねる。

 

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石畳の道を1時間半ほど下る。

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春日山の麓まで下ると石仏群の始まり、春日山石窟仏 

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周りの地盤の崩れも激しく、始末な金網で保護されている。

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石窟の中には地蔵菩薩四体、

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大日如来金剛界 この様な石仏もしっかり保護してほしいものだ

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旅人が付けた名前の石仏が所々に現れる。 首切り地蔵の由来

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首切り地蔵尊 造仏の経験者が刻んだものようだ

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観音ではなく弥勒菩薩とある

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朝日観音と同作者と思われる夕日観音 錫杖やお顔が克明に彫られている。

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説明を読んで顔を傾けないと分からない寝仏 確かに寝姿だ

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1時間ほどの石仏拝観を終え、柳生街道を離れ春日神社前を通り東大寺に向かう

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**********東大寺**********

慶派の力作 金剛力士像が仏を守る南大門

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金網越しではあるが仁王像二体を拝む、

まだ習作をしてないがこの迫力、朽ち木彫刻では無理!!

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再建前はこの大きさの1.5倍はあったと言う大仏殿

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なぜかご本尊の盧舎那仏の大きさが感じられない!! 

お堂が大きいためか? ただただ鋳造技術に驚く

 

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立派な如意輪観音虚空蔵菩薩、四天王を拝観 二月堂に向かう

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二月堂から眺める景色

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ミュージアム千手観音菩薩を拝観、少し太っていて童子の様 

月光日光菩薩ともご対面

大仏殿前の燈籠から外され、展示されている

国宝 金銅八角燈籠火袋羽目板随分と精巧に造られている。

写真はこちら

 

昨日からの強行軍で 踵に豆が出来たようで痛む!